製造業未経験者が入社までに知っておきたい!安心の基礎知識編

こんにちは!! 川相商事の滋賀担当です。

製造業未経験者の方との面接の際に「入社までに勉強しておくべき事はありますか?」とよく質問されます。

日本のものづくりを支える製造業は、未経験からでも活躍できる環境が整っていますが、基礎的な知識があれば業務への順応もスムーズに行えます。

というわけで今回の記事では、製造業の世界へ飛び込む前に知っておきたい基礎的な知識を、分かりやすく解説します。

 

1.製造業の「キホン」を理解しよう

まずは、製造業とは何か、どのような種類があるのかを把握しましょう。

1-1. 製造業の定義と役割

製造業とは、原材料を加工したり、部品を組み立てたりして、新しい製品を作り出す産業のことです。私たちが普段使っているスマートフォン、車、食品、衣料品など、身の回りのほとんどのものが製造業によって生み出されています。

1-2. 製造業の主な種類

製造業は、扱う製品によって大きく分類されます。

分類 主な製品の例 特徴
加工組立型 自動車、家電、機械、精密機器 部品を組み合わせ、最終製品を作り上げる。多品種少量生産の傾向も。
素材型 鉄鋼、化学製品、繊維、紙・パルプ 原材料から中間材料や素材を作り出す。大規模な設備と連続生産が多い。
その他 食品、飲料、印刷、家具 私たちの生活に直結する製品が多い。

 

2.製造現場で使われる「重要ワード」

現場に入ると必ず耳にする、基本的な用語をいくつかご紹介します。これを知っておくだけで、現場での理解度が格段に上がります。

2-1. 品質管理の基本

  • QC (Quality Control:品質管理)
    • 不良品を出さないように、製品の品質を一定に保つための活動全般のこと。
  • PDCAサイクル
    • 業務改善の基本原則です。
      • Plan (計画) → Do (実行) → Check (評価) → Action (改善)  の流れで継続的に業務を改善していきます。
  • 標準作業 (Standard Operation)
    • 誰が作業しても同じ品質・効率でできる、最も良いと定められた作業手順のこと。未経験者はまずこれを徹底的に学びます。

2-2. 生産管理の基本

  • 5S (整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)
    • 5項目の頭文字を取って5Sと呼ばれる、製造現場の安全や効率的な職場環境を作るための基本的な活動です。
  • 納期
    • 製品をお客様に納める期限。これを守るために、生産計画が立てられます。
  • 歩留まり(ぶどまり)
    • 投入した原材料や部品に対して、どれだけの数の良品ができたかを示す割合。高いほど生産効率が良いことを意味します。
  • 仕掛品(しかかりひん)
    • 製造途中でまだ完成していない状態の製品を指します。

 

 3.まとめ:知識は自信につながる!

入社後に研修などで基礎知識を学ぶ機会があるかもしれませんが、事前に基礎知識を知っていると内容が格段に理解しやすくなります。

というわけで基礎知識を中心にお伝えしましたが、これから製造業にチャレンジする方達にとって、今回の記事が知識となり自信につながれば幸いです。

ぜひ自信をもって製造業の第一歩を踏み出してください!

 

お仕事探しの皆様へ

当社では入社後の研修やOJTで、基礎知識や製造業で必要な知識を学ぶ機会が多く用意されています。

また、各現場毎に数名の社員を配置し、質問や相談を気軽に行える環境整備に取り組んでいます。

ですので、ものづくりにご興味がある方は、経験の有無にかかわらず是非弊社までお気軽にお問い合わせください!